政治家と国籍

民進党の代表が戸籍情報を開示することが取りざたされています。

公職選挙法では参議院議員は日本国民であることとされています。二重国籍については規定はないようです。そもそも二重国籍をどこまで解消できるのかという問題もありそうです。
しかし、悪意を持った二重国籍の人が国会議員になることに不安を持つ人がいることも十分に理解できます。

よく知られているかもしれませんが、アメリカではオバマ大統領は父親ケニア人なので本当にアメリカ人なのか追及されていました。
アメリカ大統領はアメリカで出生した者である証明が必要だからです。

日本は議員内閣制です。議会の選挙で当選した与党の議員は、首相、大臣になる可能性があります。
国会議員の国籍については情報公開をベースにしたルールがあってもいいのかもしれません。どういう方法が一番いいのかはよくわかりませんが。

今回の国籍の問題は公務を行う立場の人の問題であり、民間人に適応することはどうかとも思います。

201707 シンギュラさんと食い違う

昨日の続き。

仮に今、既にシンギュラリティが起こっていたとします。
現在、人類にとって最善、最優先の対策は何か、AIに問いかけたとします。
人類にとってベストな選択は戦争を行うことという冷徹な回答がAIから出てくる可能性はありえるのだろうと思うのでした。
いくつかパターンは考えられますが、例えば世界中に軍事兵器があって人類が種族として、これを使いたがっていると判断されたら戦争を勧めるでしょう。
人類側が戦争を止めることが最善であると考えても、AI側が戦争を続けることが最善であると判断された場合はどうするのがいいのか。

ブログ主はやっぱり平和を願います。

逆算の28年

我々は今どこにいるのかという話。

AIはある意味で少しずつ、ある意味でものすごいスピードで進化しています。
将棋や囲碁のプロ棋士もAIに勝てなくなってきているのが現在です。
この先、どうなるのかというと、AIは人間を凌駕するといわれていて、そのときをシンギュラリティと呼んでいるわけです。
それはいつかというと2045年辺りともいわれています。
今が2017年なので約28年後です。

人間側の目線で人間を超越したAIに何を望むのか。

自分に彼氏、彼女を紹介して欲しいというような要望は優先順位が低くなるのではないかというのは既に書いています。

ではどのような要望が優先順位が高いのかと考えるといくつか想像出来ます。
その一つは軍事的な紛争を止める、回避するための最適解を教えてもらうことだと思います。

ただし、難しいのは人間の考える最善策が、必ずしもAIの最善策と一致しない可能性があることでしょうか。

ローマ法王になる日まで 映画

イエズス会出身の第266代法王フランシスコの映画。

映画「沈黙」でキチジローがイエズス会の宣教師に告解するシーンがあります。「このシーンを見て法王は笑ったと伝え聞いた」と窪塚くんは話していました。
この映画を観ると確かに笑ったかもしれないと思うのでした。
それは非常に重い意味で。

物語は日本に行く予定が変更になり、アルゼンチンに留まるところから始まります。
軍事政権時代のアルゼンチンに留まり、司祭として活動する話が前半は中心です。
軍事政権なので反対派に拷問を行い、殺して行方不明と発表します。殺し方としては薬物を投与して、意識が朦朧とした人間を飛行機から海に捨てるやり方などのシーンが出てきます。まさに軍事政権です。
この当時はベルゴリオ司祭という立場ですが、頭が切れるので軍部との交渉担当として描かれています。

そんな経験を若いころにしてローマ法王に選出されるわけです。親しみやすい人柄として描かれていますが、人の心の痛みとか、社会的な問題など苦難を知る立場にあったことが人生の背景です。

ちなみに法王はJリーグ初代得点王が監督になったチームでもあるサン・ロレンソのサポーターなので、映画の中でもサッカーの話が出てきます。気のせいかもしれませんが、ガチのサポーターの気配がします。

おじいちゃんはデブゴン 映画

カンフーアクション映画。ただし、香港映画かと問われると答えに困る。

内容はマフィアの抗争に巻き込まれた認知症気味の主人公が大暴れします。
展開も緩急がはっきりしているので最後まで飽きません。
燃えよデブゴンが撮影された時代より中国は豊かな国になったのだと感じました。また、サモハンキンポーも歳を取ったということ。

地政的な見方をすれば、マフィアといっても中国マフィアとロシアマフィアの抗争です。主人公に惚れる女性も朝鮮系です。
日本は出てきません。鎖国中ではないと思いたい。
中国とロシアの国境の近くで中国マフィアとウラジオストクからやってきたロシアマフィアが争って、中国の警察が取り締まる。
東北工程の影が見えるような、見えないような気がしました。
中国映画なのだから、中国寄りの内容になるのが当たり前と言われればその通りだとは思います。
香港が中国に返還されて既に20年が過ぎたことも再認識するのでした。