五輪サッカーのOA枠 その2

オーバーエイジ枠についてまた書きます。

個人的には今回のようなオーバーエイジ枠の使い方は悪くないと思います。

既に書きましたが、五輪代表の選考は難しく、簡単ではないと思います。
日本代表に常にではなく、ある程度の頻度で召集される選手が五輪に出場することのメリットはやはり国際試合の経験を積めることではあると思います。
コンスタントに日本代表のレギュラーとしてプレー出来ていないない選手が五輪出場の経験で変わるかもしれませんし、少なくともJリーグでプレーするときには今までより進歩したプレーヤーになっていることを期待したくなります。
もちろんデメリットもあるとは思います。
それから今回のリオ五輪に関してはアジア予選のときより怪我人が多かった印象もあります。この辺がオーバーエイジ枠で召集する選手選考にも影響したとも思いますがどうでしょうか。
また、五輪代表に選手を出すクラブチーム側にメリットが大きくなる方法を考えたらどうなるか、気が向いたらまた書きます。

蛇足を2つ書きます。
韓国はヨーロッパでプレーする選手をオーバーエイジ枠で召集しています。これは韓国は徴兵制があって五輪でメダルを獲得すると徴兵免除になります。
つまり、徴兵で兵役に行くことになるとプレー出来ない期間が発生して、クラブとしてデメリットがあるので契約上の兼ね合いなのかなと思います。
もう一つは浅野選手のことです。
プレミアリーグは海外の選手は母国の代表としてある程度プレーしていないと就労ビザが発行されません。これはEU離脱問題以前からのやり方です。そこで五輪代表としてプレーすることでアーセナルでプレーする為の就労ビザを獲得することを狙ったのではないかと思います。結局ダメだったみたいでドイツでプレーすることが報道されています。