ウィンター・ドリーム 映画

氷河期がやって来た未来を舞台にした映画。

改造人間が造られる未来なのですが、人間を直に改造すればいいのではないかと思ったのです。しかし、それを言ってしまうと映画の主旨を否定してしまうことになるのでした。
人間の居住地区から逃げ出した改造人間をスパルタンと呼ばれる戦闘部隊が追跡します。しかしこのスパルタン部隊の作戦実行能力が低い。

映画としての問いかけは人が人を作ることとはどういうことなのか。
宗教観もあるかもしれませんが、神が人を創った、そして人が改造人間を造ったとして、そこに平等な立場は存在するのか。
優生学の否定。

SFとして面白かったのですが、話の展開が急なところが多く、もう少し丁寧に脚本を書いてほしいと思いました。
氷河期で人間の居住地区の外に出ると気温が低くて命の危険があり、遺伝子操作をしているけれど、原住民はいるとか。

観た後には、ところで昔の氷河期に人類はどんな生活をしていたのだろうかと想像するのでした。