仁光の受難 映画 ネタバレ注意

破戒僧とは何かという映画。

女性を惑わす僧、人殺しの浪人、男性を惑わす山女の三者の戦いが佳境です。
仁光は意図せず女性を惑わす僧であり、途中でメンタルをやられてしまいます。見ているとひどく同情したくなります。本人も自分の存在があやかしであると思うところがあり、浪人、山女もあやかしとみなすならば、人間とは何かということにもなるのでしょう。
宗教、性欲、殺人。普遍的な内容がベースなので世界中で理解されるとは思います。
性欲が無いと人間は増えない訳ですが、少子高齢化の進む日本でどのように解釈するのがいいのだろうかと思うのでした。

見終わった後には三蔵法師の般若心経を読んでみたくなりました。

致し方無し。