謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス 映画 ネタバレ注意

ヒエロニムス・ボスという画家の映画。

どのような人物だったかよくわかっていないようで、残された作品も25点。
そしてその作品は異彩を放っている。
映画の中では三連祭壇画「快楽の園」が最高傑作として主に取り上げられていました。
快楽の園というタイトルですが、これも元々は「多様な世界」というタイトルであったのではないかといわれているようですが、それもわからないようです。
そして快楽の園は非常に不思議な画であり、キリスト教の教えを描いているものの、表現は単純ではない。
アダムとイブと神がいても、神がイエス・キリストにも見える。
更にこの映画に出てくる様々な分野の専門家が感想を述べていくのですが、まるで一様ではない。
ブログ主は映画の中の「この画は観る人の心を写す鏡なのかもしれないですね。」というような言葉が一番しっくりきました。
この画は芸術性に溢れているけれど、宗教性から逸脱せずに描かれていることから、かなりロジカルに創りあげていったのではないか。そんな感想をブログ主は持ちました。