天命の城 映画 ネタバレ注意

援軍が来ない中での籠城戦の話。

最初に道案内の老人が出てきますが、この老人を切ったところで退路も切ってしまったように見えました。
籠城している城の城壁では兵士の配置がばれるので焚き火禁止なのですが、上手くやれば相手を混乱させることもできそうに見えました。
世子を人質に出せといわれて断っていますが、人質に出して相手と婚姻関係を結ぶのも方法としてはありだろうと思いました。

当時も今も儒教の影響のある朝鮮半島で世子を人質に出すのは非常に難しいのもわかります。
最後は清に下ることは史実から知っていますが、映画の中では主戦派と和親派が意見を戦わせます。
これは1636年頃の朝鮮半島を描いた2017年の韓国映画です。
背景に現在の韓国外交に対する国民感情が反映されているようにも見えます。

巨大な清のホンタイジがわざわざやってくる。李氏朝鮮が対応する。
アメリカのトランプ大統領がやってくる。北朝鮮が対応する。
冷静に客観的に外交を見る、事実を単純に俯瞰するのは興味深い。