大嘗祭に対する秋篠宮殿下の発言

大嘗祭の宗教性に対する秋篠宮殿下の発言をブログ主は支持します。

皇族の方々が憲法に関することに対して発言することに懸念があるのはわかりますが、以下の理由でブログ主は今回は正しいと思います。

憲法第一条で天皇は日本国民統合の象徴とされています。宗教によるものとは書いてありません。従って天皇制に宗教的な影響が及ぶと憲法を逸脱する恐れがあるということです。
今回の指摘自体は正当だと思います。

大嘗祭の宗教性はどこまであるのか。ブログ主には判断出来ません。日常的にも慣習的なものと宗教的なものが混在している中で生活していて判別しにくいことが多くあることも知っています。
しかし、大嘗祭について詳しい立場にあるのが皇族の方々だと思います。
秋篠宮殿下がご懸念されたのならばしっかりと確認、対応すべきだと思います。

3、安倍政権の問題
今回の最大の問題は政府の対応です。
そもそも秋篠宮殿下は宮内庁側に話を先にしていたわけです。急に記者に話し出したわけではありません。
宮内庁の対応に2つの問題があったと思います。
①説明がない
なぜ大嘗祭に公費を支出するのか、ちゃんと秋篠宮殿下に説明したとは思えない。
政教分離の原則との関係を説明できないのならば政府の問題です。
②問題の公知
秋篠宮殿下の指摘に関わらず、大嘗祭の宗教性について様々な意見があることを事前に確認しておく必要があった。

今回は宮内庁に以前から指摘したにも関わらず「話を聞く耳を持たなかった」と会見で秋篠宮殿下は発言されています。
秋篠宮殿下としては止むに止まれずの発言だったのではないかと受け止めました。

最大の問題は安倍政権であり、問題があっても皇族に対しても、国民に対しても説明をする気がないとしか思えません。
様々な事案で同じように説明放棄を続けているのではないか。