センターライン 映画 ネタバレ注意

ロボット工学三原則の提唱から約70年後の作品。

法廷劇を中心として展開します。

感想を3つ。

1、加害者
自動車の自動運転で事故を起こした場合の責任はどこにあるのか。
この作品では自動運転なのでAIに責任を求めています。
PL法でAIを作った立場の企業に責任があるとは言えないのかな。

2、AIの能力
自動運転が出来るAIならば、かなりの情報処理が可能なのではないかと思う。
少なくとも名前を間違えて覚えても修正ぐらいはできるのでは。
設定でわからなかったのは自動車のAIは地図情報の更新などを行うことから、スタンドアローンではないと予想するのですがどうだろうか。

3、人間側の反応
この作品ではAIに拒否反応を示す人たちが描かれています。
近い将来にもっとAIが普及したときに人々の反応はどうなるのか。
単純に便利であると肯定するのか。それとも人間の社会に対する侵略のように受け止めて否定するのか。

この作品は平成39年の出来事という設定です。
AIというより、人間の社会の側がどうするのかということかもしれません。