奇蹟がくれた数式

主人公のラマヌジャンはFSSの世界ならガーランドになっただろうと思いながら観ました。

天才である主人公ですが、どちらかというと第一次世界大戦の時代という背景も印象が強かったです。
家族を置いて海外に行くことやそこで戦争が起こること、そして外国から来たことに対する差別。
100年後の今から見て果たしてどれだけ違いがあるのかと思ってしまいます。

どこから数学の発想が来るのかとイギリス人の教授に聞かれたラマヌジャンの回答が、ヒンドゥーの女神が教えてくれるということでした。
反面、質問をした教授は神を信じない態度をとるわけですが、イギリスもキリスト教の社会なわけでこの辺りの描き方も面白かったです。

抗生物質もITもある現在ですが、過去を振り返りつつ進歩して行くことは続けなければならないのかと。