おじいちゃんはデブゴン 映画

カンフーアクション映画。ただし、香港映画かと問われると答えに困る。

内容はマフィアの抗争に巻き込まれた認知症気味の主人公が大暴れします。
展開も緩急がはっきりしているので最後まで飽きません。
燃えよデブゴンが撮影された時代より中国は豊かな国になったのだと感じました。また、サモハンキンポーも歳を取ったということ。

地政的な見方をすれば、マフィアといっても中国マフィアとロシアマフィアの抗争です。主人公に惚れる女性も朝鮮系です。
日本は出てきません。鎖国中ではないと思いたい。
中国とロシアの国境の近くで中国マフィアとウラジオストクからやってきたロシアマフィアが争って、中国の警察が取り締まる。
東北工程の影が見えるような、見えないような気がしました。
中国映画なのだから、中国寄りの内容になるのが当たり前と言われればその通りだとは思います。
香港が中国に返還されて既に20年が過ぎたことも再認識するのでした。