ハイドリヒを撃て 映画 ネタバレ注意

ラインハルト・ハイドリヒをヤンが倒す話。

最初に史実に基づく話とテロップが出ます。
wikipediaのこの事件の項目を読むとほとんど映画の内容そのままです。
これをもってネタバレといっていいのかよくわかりませんが。

ナチスのハイドリヒを倒すと大変なことになります。
ナチスなので普通に拷問するシーンが出てきます。
ナチスなので普通に人を殺すシーンが出てきます。
やっぱりナチス人間性がないと思うのでした。
反ナチの組織側も前半はナチスが支配していても日常的なところもありますが、後半はナチスの報復の前に倒れていきます。
反ナチの組織側もチェコの軍人ですが、拳銃を撃つときにパニックになるのはリアル。
軍人であっても日常的に人を殺している訳ではない。

ドラマの真田丸大阪城に立てこもって、徳川家康だけを倒そうとする展開があります。徳川家康を倒した後はどうするのか、展望が見えない。
ではハイドリヒを倒した後はどうするのか。
その後の展望がなく、ただナチスの反撃を受けるだけなのか。

最後にナチス側の報復に対してチャーチルが激怒したと説明されます。
具体的にはミュンヘン会議の内容を破棄するということです。
反ナチの組織はロンドンにある亡命政府の指示で行動しています。組織の軍人もイギリスで訓練をしてパラシュートでチェコに進入します。そして持っている武器はイギリスの軽機関銃などです。

少なくともイギリス側はそれなりの展望があったのではないでしょうか。
自らの手を汚さずにナチスの幹部を倒す。
イギリスの外交について受ける印象は人によって違うのかもしれませんが。