ビリディアナ 映画

修道院の女性であるビリディアナの話。

前半と後半で展開が変わります。前半が静ならば、後半が動。
ビリディアナキリスト教の神を信じる姿を描いていますが、そこに弱者を通して人間の欲望も描いていて光と影のようです。
社会状況によって貧富の差が生じて、宗教的なモラルから逸脱してしまう人々を描いているとも思いました。
終盤のカタストロフはブログ主は結末が見えてしまったので非常にクールに観てしまいました。屋敷の中のどんちゃん騒ぎはどちらかというと物語として哀しい。
映画の中で比喩表現もあったと思いますが、その全てを理解することは難易度が高いです。
そもそもこの監督はシュールレアリズムで評価されているわけですから。
エンディングの受け取り方も人によって異なるかもしれません。