チェコスロバキアで制作された1963年のSF映画。
どちらかというと密室劇のような展開。
宇宙空間の移動なので時間が早く進む設定などはSFらしいとは思いました。
2163年の宇宙という設定ですが出てくるロボットの音声がたよりなく、
ボーカロイドを貸してあげたくなりました。
2163年から見ると
アウシュビッツの
ユダヤ人虐殺や広島への原爆投下は野蛮なことだったと評価しています。
これは1963年に東側陣営であった
チェコスロバキアから見て、
ナチスは悪であり、原爆を使用したアメリカは悪ということなのだと思いますが、2018年から見ると興味深い内容でした。
この映画の1年前に制作されたロシアの「火を噴く惑星」の方がSF的だったかなとは思いました。
無重力の見せ方とか、ロボット、今どきの言葉でいうところのAIに対する感情移入とか。
この辺りのSFとしての見せ方は演出側、制作側の思いによるのかな。