サムライと愚か者 映画 ネタバレ注意

オリンパスの損失隠蔽事件の話。

日本の上手くいかないときのパターンのような話だと思いました。

例えば兵士が戦争で上官に捕虜を殺せと命じられて実行する。
戦後になって殺人で死刑になる。

例えば公務員が上司の命令で公文書を改竄する。
罪悪感からメンタルに不調がでる。

例えば選手が部活で監督から無茶なプレーをするように指示されて実行する。
自分のプレーに後悔しながら部活を辞める。

この映画では会長から隠蔽に関わるなといわれる社長はイギリス人であり、対立して解雇に追い込まれます。
そして映画のタイトルは日本にはサムライのように立派な人がいるが、非常に愚かな人もいるというマイケル・ウッドフォード元社長の話からきているようです。

日本に住むブログ主の印象ですが、同じ人物の中にサムライと愚か者の二面性があるのではないかと思いました。
この二面性は人によって違いはあるのでしょうが、組織のラインとスタッフに分かれた時に明確化していくような気がするのでした。
つまり、組織のスタッフ部門での適性に問題が発生する場合があるのではないかと。
原因は日本の社会構造の中にあるのかもしれませんがよくわかりません。