2018-09-12 天皇と軍隊 映画 ネタバレ注意 2009年の日本の監督によるフランス映画。「天皇と軍隊」というタイトルですが、実際には日本国憲法第1条と第9条の内容。時期として昭和20年以降の昭和を中心に描いています。全体的にドキュメント番組のような雰囲気です。GHQ側の視点に重きがあります。GHQによる日本統治をスムーズに行う為に、天皇陛下の戦争責任を問わないという意見を重視し、日本側の戦争放棄を前提としたという解釈です。GHQが日本国憲法の原案を作成したという話も出てきます。原案がどうであろうと日本国憲法は昭和21年の帝国議会で手続きに従って公布されています。ブログ主はファシストの作る憲法より、民主主義を信じる人の作る憲法の方を支持したいのです。その場合は国籍は気にしない。この映画の中で従軍慰安婦の話も出てきます。従軍慰安婦の問題は冷静に対応してほしいと思います。監督によるとこの映画と「国家主義の誘惑」という映画は二つで一つということ。