選挙に出たい 映画 ネタバレ注意

政治家の話。

1、個人として
主人公である李さんはそもそも政治的志向の強い人なのだと思う。来日せずに、ずっと中国にいたとしても何らかの形で政治に関わっていたのではないかと想像してしまう。
情に厚い人であり、選挙にでたことで自分のアイデンティティに対して思うところもあったように見えました。

2、制度として
李さんは悪人には見えませんでした。本当のところはわかりませんが。
悪意を持った人が日本国籍を取得した場合はどうなるのか。
ブログ主はこのような疑問に対する答えを持ち合わせていませんが、いくつかの対応する方法はあるのかもしれません。
参政権の尊重は前提でしょう。

3、中国として
李さんが中国共産党に関わっているかどうかはわかりません。
ただ中国共産党一党独裁制なので、日本の選挙制度は受け入れられないはずです。
香港では普通選挙導入を中国共産党が阻止したために雨傘運動が起こりました。
中国共産党の目線で見ると、中国人民が複数政党制を望む社会状況は絶対に避けたいでしょう。

この映画は見る人の政治感覚を試しているのかもしれません。