ヒューマン・フロー 映画 ネタバレ注意

難民問題の話。

監督のアイ・ウェイウェイが凄い。これが偉人だと思う。同時代に生きる人間として、このような人物がいることをしっかりと認識したい。
世界中を股にかける行動力も素晴らしい。監督本人がちょくちょく画面に出てきます。

印象に残ったシーンをあえて2つ選ぶ。
一つはガザに密輸された虎が救出されるシーン。これはパレスチナの人たちが自由に行動出来ないことの対比表現でしょう。
もう一つはモスルの油田のシーン。ダーイシュの破壊によって油田が炎上するところは、知識として知ってはいましたが映像として初めて見ました。

難民問題は2つの視点があると思います。
一つは原因について。
難民は紛争によって発生するものなので、いかに紛争が起こらないように世界の国々が協力するのかということでしょう。
それは綺麗事を並べるのではなく、生々しいことを厭わぬ努力が必要かもしれません。
もう一つは対処について。
難民問題が発生してしまった場合はいかに終息させるか、どのように難民を保護するのかということでしょう。
難民保護については色々なやり方があるのではないかとブログ主は思っています。

最後にUNHCRについて。
難民対策の国際的な窓口にUNHCRがあります。
日本でのUNHCRの行動については釈然としないものがある。ブログ主はそんな印象を持っていることを書いておきます。