特殊部隊 ウルフ・スクワッド 映画 ネタバレ注意

銃撃がメインのストーリー。

思ったことを3つ。

警察がクーデターを起こした軍人と戦う。

昔の大門軍団とか出てきそうな勢いだった。

2、ヘリコプター
クーデター側のヘリコプターの運用はどうなんだろうと観客ながら思った。

3、尊師の背景
この映画は実際にあった2016年のトルコのクーデターを元に制作されています。
狙われたのはエルドアン大統領であり、この映画はエルドアン大統領寄りの作品とみなすのが妥当でしょうか。
映画の中でクーデターを起こした軍人を洗脳していた人物は尊師と呼ばれていました。
これは実際のクーデターを起こした軍人を扇動していたのは宗教家とされているためでしょう。
終盤にトルコの警察特殊部隊がアメリカに行って、身柄確保するシーンがあります。
実在の宗教家がアメリカ在住であることが背景なのかなと思うのでした。

アンノウン・ソルジャー 映画 ネタバレ注意

継続戦争の話。

思ったことを3つ。

1、史実
フィンランドソ連の戦争。ナチスと協力してソ連に奪われた領土を取り戻そうとする。
ナチスに協力した過去と向き合いながら、生きること。
三国同盟を結んだ枢軸国であった日本としてどう見るか。

2、戦場
戦場ではちょっとした油断で命を奪われる。
勝手に退却する兵士も描かれています。
戦闘で目を負傷して見えない中で炎に包まれるとか本当に怖い。

3、戦線の崩壊
後半はフィンランド側は戦線が崩壊して、退却を繰り返していきます。
日本の太平洋戦争を描いた映画、ドラマでよく見た光景です。
上級将校が「退却しないで戦え」と叫ぶところもどこかで見たような。
この映画で出てくる戦車や航空機はみんなソ連側ばかりだった印象です。
戦力の差でしょうか。

残念ながら猫は置いていく。

主戦場 映画 ネタバレ注意

従軍慰安婦の話であり、非常に難しい問題だと思う。

日本の従軍慰安婦についてブログ主は強制性はあったと思う立場です。
ただし安易に語ることが出来ない、非常にある種のセンシティブな問題だという認識です。
一つの例が従軍慰安婦の人数であり、数字の独り歩きの危惧を映画の中でも指摘されています。
ちなみに内容についてはブログ主が以前から知っていることが多かった印象です。

終盤に出てくる加瀬日本会議代表委員という人物がいます。
言いようのない感じを受けました。
このような表現でいいのかわかりませんが、ヨーン君がデコース・ワイズメルに出会ったシーンを思い出すような。

グリーンブック 映画 ネタバレ注意

1962年のアメリカを描いた映画。

思ったことを3つ。
トニーのパンチが印象的ですが、暴力と銃が其処彼処のシーンにでてきます。
人種差別の問題と共に銃社会なのだとも思う。

2、1962年のアメリカの背景
野球はどんな状況だったのか。
音楽はどんな曲が流行していたのか。
この映画のタイトルの意味は何か。
映画の設定となる時代の背景の知識があればもっと楽しめたのかな。

3、歴史として
人間社会の差別とはどういうことなのか。
2019年から見て約60年間の民主主義の歴史を確認することでもある。
差別主義に対して抵抗してきたからこそ今がある。


ネタバレになりますが司法長官の絡みのシーンがあります。
「こんなことに司法長官を関わらせてしまった。」
「こういうときだからこそ司法長官が関与するのだろう。」
このような2つの台詞がでてきますが、きっと両方正しいのでしょう。
そしてこれは過去の歴史であり、その延長線上に現在の政党にも繋がる訳です。
この映画がどの政党を意識しているのか。

トニーという人物には感情移入というか、わかる気になるのでした。
ニューヨーク出身で粗野な感じ。
しかし様々な経験を積んでいることでどんな相手とも対等に渡り合おうとする。
最初は黒人に対して差別的だけど分かり合えるようになっていく。

それは経験や話し合い、相手を理解することが大事であるという教科書的ではあるけれど、普遍的なことをわかりやすく、ラフなところから親しみやすく提示するキャラクターということなのでしょうか。