喜劇 女の泣きどころ 映画

生と性の物語。

高度経済成長期のストリッパーが主人公。
貧困はあるけれど、社会は日々豊かになっているので希望は持てる。
社会的な背景として女性は結婚すると安定した生活を手に入れることができるという社会的な合意事項もあるのかな。
1975年の喜劇なのですが、44年後の2019年に観るならば笑いどころを探り探り確かめる感じ。
序盤の境港から松江の風景も素晴らしい。

ブログ主はこの映画の観賞方法を間違えました。失敗しました。
映画の中にストリップシーンがあります。
そこで頭の中で曲を流してしまいました。
映画が映画になる前の曲を。

競輪上人行状記 1963年の映画

松戸競輪を中心とした話。

主人公の建て前となる言葉と実際の行動のギャップが凄い。
宗教がお金を稼ぐこと、政治に関与していくことを指摘しています。
人間のお金に対する欲望、性に対する欲望も描いています。

佳境は最後の口上であり、この物語の本質、人間の本質を鮮やかに伝えているのでしょう。
この映画の心だ。

「エロ事師たち」より 人類学入門 映画

鮒に関わる話。

エクス・マキナは2015年の映画であり、この映画の49年後。
キリスト教的には元々はエデンがあったことを背景に人間の解放を描くことはあるのかもしれません。しかしながら、この映画では生きることはつらく、結局はカルマのような苦悩に包まれていく世界観なのかなと思ってみたり。
お富さんの歌を頭の中でリフレインさせてエンディングを観る。
ストーリーとしては性に対する欲望を非合法の仕事として営んでいく。
面白い映像も挟みこんでくる。
自由経済を民主主義が法、モラルを含めてどこまで許容するのか。
最後はマシーンを目指すのがこの映画の心だ。

OLD DAYS 映画

暴走族の話。PFFより。

暴走族の仲間内のルールが面白い。
所有権が曖昧でタバコ、バイクは共有。

昔、暴走族だった主人公が地元に戻ってきて、建て前としては友達の命日に走るという話。
埼玉版のT2トレインスポッティングかな。