ウクライナ情勢 (その2) 202202

ロシアがウクライナに侵攻中。


なぜアメリカはウクライナに軍隊を派遣できないのか。
それはウクライナNATO加盟国ではないので、アメリカは軍隊を勝手にウクライナ領内に派遣できない。
勝手に軍隊を他国に派遣すれば、アメリカも無法国家になってしまう。

2003年のイラク戦争でのアメリカ軍の派遣はどうだったのか。
このときは安保理の決議違反を根拠の一つにして開戦している。
2022年の安保理ではロシアの拒否権の行使によりアメリカ側の意見は通らないだろう。

日本に対して攻撃があった場合は自衛隊と共にアメリカ軍が対処することになる。
もしも有事の際にアメリカ軍が対処しないと混乱が発生する。
つまりNATO加盟国などにアメリカとの安全保障条約を結ぶ価値について疑念を与えることになる。

しかしながらウクライナ情勢を見ても、戦闘に直接の参加はしないにしても東欧へはアメリカ軍は派遣されていて、アメリカ側の負担が大きいことはよくわかる。

またロシアという「国家」とロシアの「国民」は別に考えた方がいいのでは。
例えば日本にいる全てのロシア人が戦争に賛成しているわけではないはず。
今、戦争に反対しているロシアの人たちが未来のロシアを作るかもしれません。